雨水タンクは、4個の125Lタンクを積み重ねています。
トイレのロータンクの地面からの高さ(ロータンク配管接続部の高さ)は、雨水タンクの上から2個目の125Lタンク底付近と同じです。
雨水タンクに蓄えた雨水がこの高さ以上であれば、重力によってロータンクへ雨水を給水することが出来て、動力は必要ありません。
この高さ以下の時は、ロータンクへ雨水を給水することはできませんが、上から3番目と4番目の125Lタンクには蓄雨が在りますので、これは災害対策として、災害時に使用できます。
このため、今回のシステムは、雨水タンク容量の半分250Lだけがロータンクへ給水できます。
残りの半分250Lは無動力でロータンクへ給水できないのが欠点と言えるでしょう。
利点は、停電時も使用できることです。
また、もう一つの利点は、ボールタップの止水方式を選択したことで、一般のフロート式ボールタップを使用できましたので、給水部はほぼ無保守が可能となります。
トイレのロータンク用のボールタップが故障せず信頼性が高いのは、皆さんご存じではないでしょうか。