架台の設計荷重については、JIS C 8955:2017 「太陽電池アレイ用支持物の設計用荷重算出方法」を参照して計算しました。
(次表はソーラーパネル一枚相当です。)
ソーラーパネルと架台の締結は、新規に購入する品物をねじで締結することがほとんどですので、荷重設計どおりの工事ができます。
ところが、架台を屋根に固定する工事は、屋根の現状を考慮しないといけない工程です。
風雨に晒されている屋根が、新築時の状態を維持していることはありません。
今回は、現場の瓦棒と野地板間の引き抜き耐力がわかりませんでした。
そこで、Zアングルと瓦棒の接合部に、コーススレッドを追加しました。
コーススレッドの長さは垂木まで十分入るように長さを決めました。
暴風時の引き抜き力については、一般社団法人 全日本瓦工事業連盟HPの、引き上げ試験結果一覧の「参考資料6 桟木の緊結耐力について」がかなり参考になりました。
上記のコーススレッド追加につながりました。ありがとうございます。
なお小生、HPからたどりつけず、検索サイトから行着きました。
瓦棒屋根については、一般社団法人 日本金属屋根協会HPの「屋根ふき材の構造計算の考え方」の資料から、構造等を勉強させていただきました。