太陽光発電系の区分と電気工事士資格に関する法規

　今回のような太陽光発電系は、電気事業法　第三十八条において「電気工作物」とされます。

内訳として、「一般用電気工作物」と「事業用電気工作物」があります。

さらに、「事業用電気工作物」の内、電気事業の用に供するもの以外を「自家用電気工作物」と呼びます。

　電気事業法施行規則（平成七年通商産業省令第七十七号）　第四十八条において、
出力50ｋW未満で電圧600V以下のものは「一般用電気工作物」とされます。

　以下に電気工作物の区分について、経済産業省HPの資料が比較的に分かりやすいので引用します。　https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/setsubi_hoan.html

　つまり、今回のソーラーパネルとポータブル電源の設備は、「一般用電気工作物」に該当します。

　なお、電気工事作業は、電気工事士法　第三条において、「一般用電気工作物」で第二種電気工事士、「自家用電気工作物」で第一種電気工事士の資格が必要とされます。

　各法規の本文は、以下に引用します。
出典：e-Govポータル　（https://www.e-gov.go.jp）